X線検査による所見
60歳以上(さいいじょう)の女性(じょせい)で、腰(こし)や背中(せなか)に慢性的(まんせいてき)な痛み(いたみ)の症状(しょうじょう)があり、腰(こし)が曲がっ(まがっ)ているような場合(ばあい)はたいてい骨粗しょう症(こつそしょうしょう)が疑わ(うたがわ)れます。骨粗しょう症(こつそしょうしょう)の診断(しんだん)は、問診(もんしん)、視診(ししん)、およびX線(えっくすせん)検査(けんさ)などからおこなわれます。そのほか、アイソトープやX線(えっくすせん)の吸収度(きゅうしゅうど)で測定(そくてい)する方法(ほうほう)や、超音波(ちょうおんぱ)を用いる(もちいる)方法(ほうほう)、「DXA法(ほう)」や「QCT法(ほう)」がおこなわれます(「DXA法(ほう)」はX線(えっくすせん)の吸収度(きゅうしゅうど)から測定(そくてい)する方法(ほうほう)で、「QCT法(ほう)」はCTを用いる(もちいる)方法(ほうほう)です)骨粗しょう症(こつそしょうしょう)の場合(ばあい)、X線(えっくすせん)検査(けんさ)をおこなうと次のよう(つぎのよう)な所見(しょけん)があります:1.骨(ほね)の陰影(いんえい)濃度(のうど)・・・骨粗しょう症(こつそしょうしょう)では、陰影(いんえい)が薄く(うすく)なります。2.「骨(ほね)梁(ばり)(こつりょう)」・・・骨(ほね)の網目(あみめ)構造(こうぞう)のことを「骨(ほね)梁(ばり)(こつりょう)」といいます。骨粗しょう症(こつそしょうしょう)の場合(ばあい)、椎体(ついたい)の骨(ほね)梁(ばり)が細く(ほそく)、小さく(ちいさく)、粗く(あらく)なります。3.変形(へんけい)・・・椎体(ついたい)は椎間板(ついかんばん)に圧迫(あっぱく)されて、魚(さかな)椎(しい)(ぎょつい)や楔状(けつじょう)椎(しい)(けつじょうつい)、偏平(へんぺい)椎(しい)(へんぺいつい)といった変形(へんけい)がみられるようになります。さらに骨粗しょう症(こつそしょうしょう)が進行(しんこう)すると、変形(へんけい)だけではおさまらなくなり、圧迫(あっぱく)骨折(こっせつ)(あっぱくこっせつ)がみられるようにさえなります。*圧迫(あっぱく)骨折(こっせつ)(あっぱくこっせつ)・・・骨(ほね)の上下(じょうげ)方向(ほうこう)に圧力(あつりょく)が加わっ(くわわっ)たときに生じる(しょうじる)骨折(こっせつ)です。かかとを強く(つよく)打っ(うっ)たときに、骨折(こっせつ)を起こす(おこす)ことがありますが、これは長(なが)管(くだ)骨(ぼね)(ちょうかんこつ)の圧迫(あっぱく)骨折(こっせつ)です。ただし、X線(えっくすせん)上(じょう)で診断(しんだん)される程度(ていど)と、腰痛(ようつう)や背中(せなか)の曲がり(まがり)(円(えん)背(せ)(えんばい)と呼ばれる(よばれる)状態(じょうたい)で背中(せなか)が丸く(まるく)なります)具合(ぐあい)は必ずしも(かならずしも)一致(いっち)しないことが多々(たた)あります。
骨粗しょう症
60歳以上の女性で、腰や背中に慢性的な痛みの症状があり、腰が曲がっているような場合はたいてい骨粗しょう症が疑われます。
骨粗しょう症