どうして年齢(ねんれい)を重ねる(かさねる)と骨粗しょう症(こつそしょうしょう)になりやすいのでしょうか?人間(にんげん)の骨(ほね)組織(そしき)は年齢(ねんれい)を重ねる(かさねる)につれて老化(ろうか)していきます。さらに、高齢(こうれい)になるとカルシウムの代謝(たいしゃ)や内分泌(ないぶんぴつ)が変化(へんか)し、骨(ほね)の量(りょう)が減少(げんしょう)していきます。骨密度(こつみつど)が低く(ひくく)なり、軽石(かるいし)のようにスカスカの状態(じょうたい)になってしまうのです。実は(じつは)それだけでなく、高齢(こうれい)になると、体内(たいない)のいろいろな臓器(ぞうき)の働き(はたらき)も落ち(おち)てきます。腎臓(じんぞう)の働き(はたらき)が落ちる(おちる)と、活性型(かっせいがた)ビタミンDを合成(ごうせい)する能力(のうりょく)が低く(ひくく)なります。活性型(かっせいがた)ビタミンDには、小腸(しょうちょう)からカルシウムやリンの吸収(きゅうしゅう)を促す(うながす)働き(はたらき)があり、さらに骨(ほね)へのカルシウムやリンの沈着(ちんちゃく)を促す(うながす)作用(さよう)もあるのです。高齢(こうれい)になり、このビタミンDが不足(ふそく)すると、体内(たいない)のカルシウムやリンが不足(ぶそく)することになり、それを補お(おぎなお)うとして骨(ほね)から溶け(とけ)出す(だす)ようになるのです。そのため骨(ほね)は「す」が入っ(はいっ)たようにもろくなり、骨粗しょう症(こつそしょうしょう)となるのです。まだまだあります! ビタミンDが活性型(かっせいがた)ビタミンDに変わる(かわる)ためには、実は(じつは)紫外線(しがいせん)が必要(ひつよう)なのです。確かに(たしかに)、紫外線(しがいせん)は近年(きんねん)、まさに敵(てき)のように扱わ(あつかわ)れていますが、こと骨粗しょう症(こつそしょうしょう)予防(よぼう)には必要(ひつよう)な働き(はたらき)をするのです。高齢(こうれい)になり、あまり外出(がいしゅつ)しなくなると、健康(けんこう)のために必要(ひつよう)な紫外線(しがいせん)量(りょう)さえも確保(かくほ)できなくなってしまうのです。また、高齢化(こうれいか)によって、カルシウムの骨(ほね)への蓄積(ちくせき)に必要(ひつよう)な運動(うんどう)が減る(へる)ことも骨粗しょう症(こつそしょうしょう)に拍車(はくしゃ)をかけます。運動量(うんどうりょう)の減少(げんしょう)は、骨(ほね)のなかの血液(けつえき)を酸性化(さんせいか)し、カルシウムを溶け(とけ)出(で)させやすくし、骨(ほね)の細胞(さいぼう)の働き(はたらき)も悪く(わるく)します。
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